スンリのイタズラなKiss 24
口紅?
ソラが付けたのか?
「どうかしたのか?」
親父まで来た・・・・・・
「スンリの服に・・・・口紅が・・・・・」
親父がクスクス笑っているのが聞こえた。
「ハニ、スンリだって健康な男の子だ。女の子と一緒に一晩過ごしたのかもしれない、なっ?スンリ。」
親父ぃ~!オレはソラと一晩過ごしてしまった事を後悔しているんだ。
覚えていればよかったのに、情けない事に酔いつぶれて覚えていない。
取り返しのつかない事になったら、オレの人生終わってしまうような気になっているのに、笑いながら何か言うのか?
「新歓で・・・・ちょっと余興が有ったから、その時に付いたのかも。」
「スンリ飲んだの?飲んで女の子と変な事をしたんじゃ・・・・・」
変な事・・・・そりゃそうだろう。
家族の誰もが知っている。
オレがお袋と同じで酒に弱いと言う事を。
意識を失ってソラと同じベッドで寝た事を、話すべきなのか。
「健康な男の子だって、スンリは病気ひとつした事がないのに、女の子と一晩過ごすなんて・・・・・・・・アッパだって過ごしたけど、女の子に何もしなかったわよね。」
「していないよ。もういいから風呂に入るくらいゆっくりさせて。」
親父に引っ張られるように、お袋がバスルームから出て行ったのが分かった。
親父もオレと同じ失敗をお袋としたのか?
まさかお袋とは別の女の子としたのか・・・・・・それはないかな。
お袋が親父以外に興味がないのなら、親父はお袋以外全く女として見ないし興味がないのだから。
親父がお袋にオレと同じように弱みを掴まれて、21で結婚したのだろうか。
しかし、今日ソラに会ったらオレはどんな顔をしたらいいのか・・・・・・・
酒に強くなりたい・・・・
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